【必見】退職後にやるべき保険・税金の手続き5つとその順番

退職したら保険や税金はどんな手続きが必要なんだろう?

いつまでにやればいいんだろう?

こんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 国民年金の移行手続き
  • 国民健康保険の移行手続き
  • 失業手当の申請
  • 住民税の納付
  • 所得税の確定申告
この記事を書いた人
ゆるり

【プロフィール】

  • 作業療法士 (現役)
  • 転職を通じ作業療法士のあらゆる「リアル」を経験
  • 迷える作業療法士に有益な情報を発信
目次

退職後にやるべき保険・税金の手続き

退職後にやるべき保険・税金の手続きは、以下の5つです。

  1. 国民年金の移行手続き
  2. 国民健康保険の移行手続き
  3. 失業手当の申請
  4. 住民税の納付
  5. 所得税の確定申告

手続きの流れは、以下の通りです。

STEP
国民年金の移行手続き
国民健康保険の移行手続き

退職から14日以内

STEP
失業手当の申請 (任意)

離職日の翌日から1年まで

STEP
住民税の納付

退職日により異なる

STEP
所得税の確定申告

翌年の3月15日まで

手続きには、退職時に受け取る書類が必要な場合があります。

退職時に受け取る書類の詳細は、こちらの記事を読んでみてください。

詳しく見ていきましょう。

1. 国民年金の移行手続き

国民年金には、すべての国民が加入しています。

会社などに所属して仕事をしている方は、厚生年金に加入しています。

会社を退職した場合、あなたは厚生年金の被保険者という資格を失うことになります。

そのため、国民年金への移行手続きが必要です。

チェック

退職後、14日以内に市区町村の役所 (保険年金課) で手続きをしましょう。

その際の持ち物は、以下の通りです。

  • 本人確認できるもの (マイナンバー・免許証など)
  • 年金手帳
  • 退職年月日が証明できるもの (厚生年金資格喪失証明書・雇用保険受給資格者証・離職票・雇用保険被保険者資格喪失確認通知書等の写しなど)

2. 国民健康保険の移行手続き

自営業や学生・無職の方は、「国民健康保険」に加入しています。

会社などに所属して仕事をしている方は、「会社の健康保険」に加入しています。

退職日の翌日からは、会社の健康保険の資格を失います。

会社の健康保険の資格を失うと、国民健康保険の資格を取得します。

あなたには、この資格の移行を届け出る義務があります。

チェック

退職後、14日以内に市区町村の役所 (国民健康保険担当窓口) で手続きをしましょう。

その際の持ち物は、以下の通りです。

  • 本人確認できるもの (マイナンバー・免許証など)
  • マイナンバーが確認できるもの (マイナンバーカードなど)
  • 健康保険の資格喪失が証明できるもの (健康保険等資格喪失証明書など)

3. 失業手当の申請

失業手当の申請は任意です。

転職先が決まっている場合は必要ありませんが、決まっていない場合は申請することをオススメします。

チェック

失業手当を受給できる期間は、原則として離職日の翌日から1年間です。

離職票が届き次第、早めに住所地を管轄するハローワークで申請しましょう。

その際の持ち物は、以下の通りです。

  • 離職票 (1と2)
  • 身分証明証 (運転免許証など)
  • マイナンバーが分かるもの
  • 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
  • 写真2枚 (正面上半身・縦3.0㎝ 横2.4㎝)
  • 印鑑

失業手当とは、失業や自己都合での退職をした場合、再就職の支援としてお金を受給できる制度です。

失業手当の受給についての詳細が気になる方は、こちらの記事を読んでみてください。

4. 住民税の納付

仕事をしていた際は、一般的にその給与から住民税が天引きされていました。

退職後は、自分で納付する必要があります。

1月1日~5月31日までに退職した方

退職月の給与や退職金から、5月分までの住民税を一括で徴収されます。

退職月の給与や退職金の合計額よりも徴収される住民税の額が多い場合は、普通徴収 (自分で納付) に切り替えることもできます。

6月1日~12月31日までに退職した方

退職月の住民税は、退職月の給与から天引きで徴収されます。

その翌月からの住民税は、普通徴収 (自分で納付) に切り替わります。

会社へ希望すれば、翌年5月分までの住民税を退職月の給与や退職金から一括徴収することもできます。

普通徴収の場合、納税通知書が郵送されます。
納税通知書を使って、コンビニなどで簡単に納付できますよ!

5. 所得税の確定申告

確定申告は、その年 (1月1日~12月31日) の収入 (所得) を確定し、納税する額を決める作業のことです。

仕事をしていた際は、年末調整という形で職場側が行ってくれていましたが、退職後は自分で行う必要があります。

確定申告が必要ない方
  • 退職後、年末までの間に再就職をした方

転職先で年末調整を行ってくれます。

確定申告が必要な方
  • 退職後、その年の年末まで無職だった方
  • 退職後、フリーランスや自営業など就職をせずに収入を得ている方

翌年の2月16日~3月15日までに確定申告が必要です。

確定申告書の作成・提出

確定申告書の作成は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で必要な情報を入力して作成します。

確定申告書の作成が完了したら印刷し、住所地を管轄する税務署に送付することで提出完了です。

e-Taxで送信することもできます。

確定申告書の作成には、源泉徴収票が必要になります。
退職する際は確実に受け取り、保管しておきましょう。

まとめ

退職後に行うべき保険・税金の手続きを解説しました。

いずれも期日はしっかり守る必要があります。

そのためにも、退職時に受け取る書類はしっかりと確認し保管しておきましょう。

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