退職する時、具体的にどんな流れで手続きすればいいんだろう…
何から手を付けたらいいか分からないわ…
こんな疑問に答えます。
- 作業療法士の退職までの具体的な流れ
- 退職代行という手段
【プロフィール】
- 作業療法士 (現役)
- 転職を通じ作業療法士のあらゆる「リアル」を経験
- 迷える作業療法士に有益な情報を発信
作業療法士の退職までの具体的な流れ
大まかな流れは以下の通りです。
- 直属の上司に退職の意思表示
- 退職日の調整
- 退職届の提出
- 業務・担当患者の引継ぎ
- 備品の返却
- 職場内への挨拶
- 退職後に必要な書類を受け取る
詳しく見ていきましょう。
STEP1. 「3ヵ月前」
- 直属の上司に退職の意思表示
- スケジュール調整
職場の規則として、一般的に「退職の申し出は退職日の3ヵ月前まで」とされています。
あなたの職場の就業規則を確認してみましょう。
直属の上司に退職の意思表示
退職の意思が固まったら、できるだけ早めに直属の上司にその意思を伝えます。
重要な内容なので、1対1で話せる時間を設けてもらい、そこで意思を伝えましょう。
すると後日、退職日の日程や業務の引継ぎなどのスケジュールを話し合う時間がもらえます。
スケジュール調整
退職希望日や担当患者の引継ぎなどの業務について話し合います。
事前に考えておくと話し合いがスムーズに進みますよ。
この時、残りの有給休暇を全て消化したいという意思もしっかり伝えましょう。
退職するうえに有給休暇まで消化するのは申し訳ないな…
このように思う方、安心してください。
有給休暇は、労働者に与えられた権利です。
有給休暇を消化することで不利益を被ることはありませんし、職場は基本的にその申し出を断ることはできません!
転職が有利になるオススメの有給休暇の消化方法
有給休暇を消化する際は、「最終出勤日の翌日から消化を始め、有給休暇の最終日を退職日とする」ことをオススメします。
この方法であれば再度職場に顔を出す必要はありませんし、連休の間に転職活動や引っ越しの準備などをすることができます。
STEP2. 「1ヵ月前」
- 退職届の提出
- 業務・担当患者の引継ぎ
退職届の提出
一般的には手書きが望ましいとされていますが、PCで作成しても構いません。
検索すれば退職届のテンプレートはダウンロードできます。
職場によっては、テンプレートが用意されていて、名前を書いて印鑑を押すだけということもあります。
気になる方は上司に確認してみましょう!
退職届について詳細が気になる方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
業務・担当患者の引継ぎ
後任の作業療法士が問題なく業務を引き継げる状態にします。
- 患者の状態
- 目標
- 治療プログラム
- 家屋情報
- 家族情報
など、必要な事項は具体的に資料にまとめると親切です。
担当患者の人数によっては資料作成に時間がかかることもあるので、早めに取り掛かりましょう!
STEP3. 「最終出勤日」
- 備品の返却
- 職場内への挨拶
- 退職後に必要な書類を受け取る
備品の返却
返却する備品は職場により異なりますが、一般的には以下の通りです。
- 身分証明証 (名札やIDカードなど)
- 健康保険被保険者証 (保険証のこと)
- ケーシー
- その他支給品 (データ・支給された電子機器など)
上司に確認してみましょう!
職場内への挨拶
朝や夕のミーティングなど、スタッフが集まっている時に挨拶をしましょう。
特に話すことがない方は、以下のように手短に挨拶をしましょう。
私事ではありますが、本日付で退職することとなりました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
退職後に必要な書類を受け取る
受け取る書類は以下の通りです。
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 年金手帳
これらは退職後の各種手続きや、転職先への提出などで必要になる重要な書類です。
最終出勤日以降に郵送で受け取ることもあります。
受け取り方法やその日程については、しっかりと確認しておきましょう!
退職後に必要な書類の詳細が気になる方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
退職を切り出せない・職場に行くのが辛いなら、退職代行を利用しよう
理由はさまざまですが、「退職を切り出せない」・「職場に行くのは精神的に辛い」という方も多くいます。
そんな方は、「退職代行サービス」を利用することをオススメします。
利用することで、以下のようなメリットがあるからです。
- どんな理由でも100%辞められる
- 依頼した次の日から職場に行かなくていい (就業規則に退職の申し出は〇ヵ月前までとあっても大丈夫)
- 職場から連絡がくることはない
- 親に知られることはない
- 有給休暇の消化申請まで対応
- 精神的な負担がなくなる
実際の利用者は何万人もいます。
退職に苦痛を感じているのであれば、利用する価値は十分にありますよ!
まとめ
作業療法士の退職までの流れを解説しました。
いずれも早め早めの行動が大事になってきます。
計画的に手続きを進め、よりよい転職へつながることを願っています。