【作業療法士の転職】求人情報を見る際に必ずチェックすべきポイント5選

求人情報を見る時にチェックした方がいいポイントってなんだろう?

求人情報の見方がいまいちよく分からないな…

こんな疑問に答えます。

新卒で就職先を探す際や転職する際には、求人情報を見ると思います。

ぱっと見の印象だけで職場を決めるのはとても危険です。

あなたの理想に合った職場を探すためにも、求人情報で特に注意してチェックすべきポイントを解説します。

本記事の内容

求人情報を見る際に必ずチェックすべきポイント5選

  • 給与・賞与額
  • 給与の経験者考慮
  • 年間休日
  • 福利厚生
  • 仕事内容

良い求人を探す最も効率的な方法

この記事を書いた人
ゆるり

【プロフィール】

  • 作業療法士 (現役)
  • 転職を通じ作業療法士のあらゆる「リアル」を経験
  • 迷える作業療法士に有益な情報を発信

求人情報で特に注意してチェックすべきポイントは、以下の5つです。

  1. 給与・賞与額
  2. 給与の経験者考慮
  3. 年間休日
  4. 福利厚生
  5. 仕事内容

詳しく見ていきましょう。

目次

1. 給与・賞与額

給与・賞与額は生活に直結するため、最も重要と言っても過言ではないでしょう。

特に、給与の内訳を知っておくことは重要です。

内訳を知っておかないと、「思ったよりも給与が少ない!」といった事態に陥ることがあるからです。

「月にもらえる給与」・「年間で貰える給与」・「その内訳」を知るためにも、以下の4点はチェックしておきましょう。

  • 基本給はいくらなのか
  • 手当はいくらなのか
  • 賞与はいくらなのか
  • 残業代は含まれているのか

給与は基本給+手当

求人に記載されている給与は、基本的に基本給+手当であることが多いです。

例えば、以下のような感じです。

〇〇病院

月収:25万円

基本給:18万円

諸手当:資格手当 (3万円) / 職務手当 (3万円) / 固定手当 (1万円)

賞与は基本給から計算する

一般的に賞与 (ボーナス) の額は、基本給を基準に計算されます。

求人では、「賞与あり:3ヵ月分」といったような記載がされています。

基本給が18万円であれば、「18万円×3ヵ月=54万円」が賞与になるということです。

極端な例を挙げてみます。

A病院

月収:25万円

基本給:18万円

賞与あり:3ヵ月分

B病院

月収:27万円

基本給:15万円

賞与あり:1.5ヵ月分

A病院の年収は「25万円×12ヵ月+18万円×3ヵ月」で354万円

B病院の年収は「27万円×12ヵ月+15万円×1.5ヵ月」で346万5千円

7万5千円もの差が生まれます。

「月収」だけでみるとB病院の方がよく見えますが、内訳をみるとA病院の方が年収は高くなります。

固定残業制 (みなし残業) はちょっと厄介

固定残業制 (みなし残業) とは、月々の基本給や年俸などに残業代があらかじめ含まれているというものです。

求人では、給与の欄に「固定残業制」とそのまま記載されていることが多いです。

ある意味で、残業が前提ということになります。

固定残業制 (みなし残業)で注意してほしいのは、残業時間に関わらず残業代が支給されるということです。

あらかじめ残業代が決まっている分、残業をさせやすい環境になっています。

固定残業制 (みなし残業)など給与体系については、こちらの記事が参考になりますよ。

2. 給与の経験者考慮

職場により異なりますが、経験を考慮して給与が上がることがあります。

それなりの経験があり転職を考えている方にとっては、見逃せないポイントです。

経験者考慮の有無によっては、年収が上がる可能性があるからです。

求人では、「経験者考慮」・「経験待遇あり」といった記載がされています。

3. 年間休日

求人で休日の日数の確認をする際は、必ず年間休日を見ましょう。

年間休日を見れば、どれだけ休みがあるのかが正確に分かるからです。

求人では、以下のような記載がされていることが多いです。

  • 週休2日制
  • 完全週休2日制
  • 4週8休
  • 隔週休2日制

間違えやすい例として、「週休2日制」を挙げてみます。

週休2日制とは、「1ヵ月の間に休みが2日ある週が、1度以上ある」ということです。

ポイント
  • 週に2日の休みがあるわけではない
  • 休みが2日ある週が1週しかなくても、「週休2日制」として成立する
  • 休みが1日しかない週は、1日あたりの労働時間を減らして調整されるか、残業代として支給される

「週休2日制」という記載だけを見て判断すると、いざ働いた時に「思ったよりも休日が少ない!」といったことになりかねません。

求人の休日記載についての詳細は、こちらの記事をチェックしてみてください。

4. 福利厚生

福利厚生とは、職場が職員やその家族の暮らしを支えるための施策・制度のことです。

福利厚生には、「法定福利厚生」・「法定外福利厚生」の2種類があります。

「法定福利厚生」はほとんどの職場にあるので、まず心配はいりません。

注目したいのは「法定外福利厚生」です。

法定福利厚生

法定福利厚生には、以下のようなものがあります。

  • 雇用保険
  • 健康保険
  • 介護保険
  • 労災保険
  • 厚生年金保険

…etc

いわゆる社会保険です。

法定外福利厚生

法定外福利厚生には、以下のようなものがあります。

  • 住宅手当
  • 通勤手当
  • 家族手当

…etc

一人暮らしや職場が遠い方にとっては、住宅手当・通勤手当があれば金銭的に安心できますよ!

5. 仕事内容

仕事内容の確認は重要です。

仕事内容はあなたのモチベーションに直結するからです。

この確認を怠ると、「思っていた職場と違う」・「やりたい仕事ができない」といった事態に陥ります。

気になる求人があったら、求人上だけではなく職場の公式ホームページもチェックしてみましょう。

どのような理念・方針の元に、どのようなリハビリを提供しているのかが分かりますよ。

良い求人を探す最も効率的な方法

作業療法士が就職先を探すのであれば、転職サイト・エージェントが最も効率的です。

利用は完全無料で追加費用も一切かからないのに、以下のようなメリットがあるからです。

  • あなたの理想の条件に合った求人を紹介してくれる
  • 非公開求人がたくさんある
  • スタッフは職場の内部事情に詳しい
  • 評判の悪い求人は紹介しないため、転職失敗のリスクを避けられる
  • 質問があれば職場に問い合わせてくれる
  • 給与の交渉もしてくれる

利用したことがない方にとっては、どのような感じなのかと不安な気持ちがあるのも分かります。

私もそうでした。

しかし、転職した今となってはお世辞抜きに「あの時利用してよかった」と感じています。

利用したからといって、必ずしも紹介された中から選ばなければいけないということはありません。

どんな求人があるのか見てみたい

これだけの理由でも全然かまいません。

少しでも興味がある方は、利用を検討してみてください。

まとめ

求人情報を見る際に必ずチェックすべきポイント5選を解説しました。

  1. 給与・賞与額
  2. 給与の経験者考慮
  3. 年間休日
  4. 福利厚生
  5. 仕事内容

上記5つのポイントをチェックすることで、就職・転職失敗のリスクを避けられます。

求人情報を正しく理解し、より良い就職・転職につながることを願っています。

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