OTが転職する前にはどんなことを考えておけばいいんだろう?
スムーズな転職のためには何を考えておけばいいの?
こんな疑問に答えます。
転職では計画性が大事になってきます。
あらかじめ考えておくことで退職・転職がスムーズに進む事柄を4つにまとめたので解説していきます。
- 転職活動をしてから辞めるのか、辞めてから転職活動をするのか
- 次の仕事はいつから始めるのか
- 退職日をいつにするのか
- 有給休暇の消化について
【プロフィール】
- 作業療法士 (現役)
- 転職を通じ作業療法士のあらゆる「リアル」を経験
- 迷える作業療法士に有益な情報を発信
作業療法士が転職前に考えておくべきことは、以下の4つです。
- 転職活動をしてから辞めるのか、辞めてから転職活動をするのか
- 次の仕事はいつから始めるのか
- 退職日をいつにするのか
- 有給休暇の消化について
詳しく見ていきましょう。
1. 転職活動をしてから辞めるのか、辞めてから転職活動をするのか
「転職活動をして内定をもらってから辞める」のか、「辞めてから転職活動をする」のかをまずは考えましょう。
先に言っておくと、どちらが良い・悪いということはありません。
互いに以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 金銭面では不安がない
- 面接で不審に思われない
- 転職活動が長引いても続けられる
デメリット
- 転職先を探す時間が確保しにくい
- 転職活動期間が長引くことがある
- 焦りから条件を妥協するかもしれない
- 面接の日程が調整しにくい
メリット
- 情報収集に十分な時間が確保できる
- 面接の日程が調整しやすい
- 長期休暇で心も体もリフレッシュ
デメリット
- 貯蓄がない人は金銭面での不安が拭えない
- 面接で空白期間を不審に思われることがある
一般的な転職活動の期間は3ヵ月~6ヵ月ほどと言われています。
そのため「辞めてから転職活動をする」場合は、最低でも3ヵ月は生活できる程度の貯蓄があるのが理想的です。
そんなに貯蓄がないよ…
安心してください。
貯蓄が少なくても転職活動を続けていく手段はちゃんとあります。
詳細は以下の記事をチェックしてみてください。
2. 次の仕事はいつから始めるのか
「次の仕事はいつから始めるのか」を考えておくことで、先の見通しをたてましょう。
先に転職活動をするのであれば、退職の手続きや有給休暇の消化のことも考慮し、日程に余裕を持ちたいからです。
また、退職後に転職活動をするのであれば、生活費などの金銭面で余裕を持ちたいからです。
数ヵ月は働かず、リフレッシュする期間がほしいと考えた場合は「失業手当」の申請も頭に入れておきたいところです。
失業手当とは、失業した人が再就職するための支援として国からお金が給付される制度のことです。
申請が承認されると、毎月給付金を受け取れます。
デメリットはないので、貯蓄がある方もない方も申請しておくことをおすすめします。
失業手当の詳細については、こちらの記事が参考になりますよ。
3. 退職日をいつにするのか
退職日を考えておくことで、退職に必要な手続きがスムーズに進みます。
作業療法士の一般的な職場では、「退職の申し出は退職日の3ヵ月前まで」とされていることが多いからです。
つまり、退職日は退職の意思が固まった日からおよそ3ヵ月以後・上司に相談するのは退職日の3ヵ月前が望ましいということです。
この3ヵ月間で業務の引継ぎや書類の提出など、退職に必要な手続きを済ませることになります。
4. 有給休暇の消化について
有給休暇の消化は任意ですが、残っているのであれば確実に消化しておくことをおすすめします。
消化しておくことで、退職後の生活費や転職活動・引っ越しなどに割く時間が確保できるようになるからです。
あらかじめ残りの有給休暇の日数を確認しておき、上司に退職の意思を相談し話し合う段階で「有給休暇を消化したい」という旨も一緒に伝えておきましょう。
有給休暇を消化するのはなんか申し訳ないな…
安心してください。
有給休暇は労働者に与えられた平等な権利です。
消化することであなたが不利益を被ることは一切ありませんし、職場側はその申し出を断ることはできません。
あなたの権利なんです。
オススメの有給休暇の消化方法
有給休暇を消化する際は、「最終出勤日の翌日から消化を始め、有給休暇の最終日を退職日とする」ことをオススメします。
この方法であれば再度職場に顔を出す必要はありませんし、連休の間に転職活動や引っ越しの準備などをすることができます。
まとめ
作業療法士が転職前に考えておくべきこと4選を解説しました。
- 転職活動をしてから辞めるのか、辞めてから転職活動をするのか
- 次の仕事はいつから始めるのか
- 退職日をいつにするのか
- 有給休暇の消化について
以上の4つをあらかじめ考えておくことで、退職・転職がスムーズに進みますよ。
以下の記事にて、「転職に有利な退職までの具体的な流れ」を解説しているので、是非チェックしてください。