【要確認!】退職する際にもらうもの・書類4つとその使い道まで徹底解説!

退職する時、どんな書類を受け取る必要があるんだろう…

いつ受け取ればいいんだろう…

何に使う書類んなんだろう…

こんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 退職時に受け取る書類一覧
  • 使い道
  • 受け取るタイミング
この記事を書いた人
ゆるり

【プロフィール】

  • 作業療法士 (現役)
  • 転職を通じ作業療法士のあらゆる「リアル」を経験
  • 迷える作業療法士に有益な情報を発信
目次

退職時に受け取る書類リスト

退職時に受け取る書類は、以下の通りです。

退職時に受け取る書類リスト
  1. 離職票 (1と2)
  2. 雇用保険被保険者証
  3. 源泉徴収票
  4. 年金手帳

詳しく見ていきましょう。

1. 離職票

チェック
  • 受け取るタイミング:退職後10日前後
  • 「離職票1」と「離職票2」の両方を受け取ります。
  • 受け取り方法:郵送
  • 使い道:失業手当の申請・転職先への提出・国民健康保険への加入

離職票とは

離職票とは、あなたが離職したことを証明する正式な書類です。

「1」と「2」の2種類があり、それぞれ「離職票-1」・「離職票-2」と呼ばれています。

あなたは「離職票-1」と「離職票-2」の両方を受け取る必要があります。

受け取るタイミングと受け取り方法

退職後、10日前後で受け取れます。

一般的な受け取り方法は郵送です。

紛失した場合は、退職した職場の住所地を管轄するハローワークで再発行できますよ!

離職票の使い道

離職票の使い道は、以下の3つです。

  • 失業手当の申請
  • 転職先への提出
  • 国民健康保険への加入

失業手当の申請

失業手当の申請をする際に必要です。

失業手当の受給条件を満たしていても、離職票がないと申請できません。

転職先への提出

転職先によっては離職票の提出を求められることがあります。

離職票には、離職理由・給与額・雇用保険の加入期間などが記載されており、採用側はこれらを確認するからです。

国民健康保険への加入

退職後、国民健康保険への加入手続きをする際に「退職日を確認できる書類」として提出を求められることがあります。

市区町村により異なります。

2. 雇用保険被保険者証

チェック
  • 受け取るタイミング:最終出勤日か後日その他の書類と同封
  • 受け取り方法:手渡し or 郵送
  • 使い道:失業手当の申請・転職先での雇用保険再開手続き

雇用保険被保険者証とは

雇用保険被保険者証とは、あなたが雇用保険に加入していたことを証明する書類です。

聞きなれないかもしれませんが、正社員であれば雇用保険に必ず加入しています。

受け取るタイミングと受け取り方法

最終出勤日当日に直接渡されるか、後日その他の書類と共に郵送されます。

紛失した場合は、ハローワークで再発行できますよ!

雇用保険被保険者証の使い道

雇用保険被保険者証の使い道は、以下の2つです。

  • 失業手当の申請
  • 転職先での雇用保険再開手続き

失業手当の申請

雇用保険被保険者証には、個人ごとに「被保険者番号」という番号が割り当てられています。

失業手当の申請をする際、書類に被保険者番号の記入が必要になります。

転職先での雇用保険再開手続き

被保険者番号は、退職後もそのまま引き継がれます。

転職先の職場はこの番号をもとに雇用保険の再開手続きをするため、提出が求められます。

3. 源泉徴収票

チェック
  • 受け取るタイミング:原則、退職後1ヵ月以内
  • 受け取り方法:郵送
  • 使い道:転職先への提出・確定申告

源泉徴収票とは

「1年間に会社から支払われた給与などの金額」と「自分が支払った所得税の金額」が記載された書類です。

基本的に源泉徴収票を受け取るのは年末調整後と退職時になります。

受け取るタイミングと受け取り方法

原則、退職後1ヵ月以内に郵送されます。

紛失した場合は、退職した職場に依頼すれば再発行してもらえます。
手間を取らせることになるので、しっかり管理しておきましょう!

使い道

源泉徴収票の使い道は、以下の2つです。

  • 転職先への提出
  • 確定申告

転職先への提出

年末調整は、あなたの1年間における総収入で計算されます。

そのため、年の途中で転職する場合、会社側はあなたの「前職の源泉徴収」「転職先の源泉徴収」の両方を含めて年末調整を行います。

前職の源泉徴収票がなければ年末調整を行うことができないため、提出が求められます。

確定申告

確定申告とは、その年 (1月1日~12月31日) の収入 (所得) を確定し納税する額を決める作業のことです。

職場に勤めていた際は年末調整という形で職場側が代行していましたが、以下のような方は自分で確定申告を行う必要があります。

  • 年をまたいで転職する方
  • 副業など給与以外の収入が20万円以上ある方
  • 年収2,000万円以上ある方
  • フリーランスや自営業など就職をせずに収入を得ている方

…etc

確定申告の期限は、翌年の「2月16日~3月15日」までとなります。

4. 年金手帳

チェック
  • 受け取るタイミング:最終出勤日
  • 受け取り方法:手渡し
  • 使い道:転職先への提出 (厚生年金へ加入)・退職後、国民年金への加入手続き

年金手帳とは

年金手帳とは、「国民年金」や「厚生年金」の被保険者である事を証明する手帳です。

基礎年金番号などの年金に関する情報が記載されています。

受け取るタイミングと受け取り方法

就職時に年金手帳の実物を職場に提出した場合は、最終出勤日に受け取れます。

就職時に年金手帳のコピーを提出した場合は、実物はあなたの手元にあるはずです。

紛失した場合は、年金事務所で再発行できますよ!

使い道

年金手帳の使い道は、以下の2つです。

  • 転職先への提出 (厚生年金への加入)
  • 退職後の国民年金への加入手続き

転職先への提出 (厚生年金への加入)

厚生年金への加入手続きは転職先の職場が行います。

その際、あなたの年金手帳に記載された「基礎年金番号」が必要になるため、提出が求められます。

退職後の国民年金への加入手続き

退職後、国民年金への加入手続きはあなた自身が行う必要があります。

国民年金への加入手続きでも基礎年金番号が必要になるため、役所で提出が求められます。

まとめ

退職時に受け取る書類を解説しました。

いずれも、退職後に必ず必要となる大事な書類です。

受け取れていないなどのトラブルがないよう、事前に受け取り方法や受け取る日付を確認しておきましょう。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる